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2019.06.18

本格始動!「野球大好き軍団」 新田(愛媛)

  • 高校生

愛媛県の高校で唯一の女子硬式野球部が、事実上今春から本格始動。
基本をみっちり鍛え、急速に進化を遂げつつある個性派ぞろいの「野球大好き軍団」が、初の選手権に臨む。

 

学校創立80周年だった昨年、念願だった女子硬式野球部の歴史がスタート。

率いるのは、2005年に新田をセンバツ甲子園に導いた実績のある秋山和輝監督だ。

初年度は6人が入部したが、その中の経験者3人が辞めてしまい、未経験者3人での活動を強いられた。メンバーは、元テニス部、元バレーボール部、そして元空手世界チャンピオンという個性派ぞろい。今春その3人に、即戦力の新1年生が12人加わり、ようやく試合ができる人数になった。

事実上は今春からのスタートだ。
主将の世古蘭々さんは、守備からリズムを作るチームだと話す。取材当日は芯で捕球する感覚を身につけるため、ゴム草履を手にはめての守備練習。秋山監督自らが選手にやって見せ、わかりやすく説明し、基本動作を繰り返してみっちり指導する。

 

「女子を教えるのは初めてですし、彼女たちにどこまでのことができるのか? どこまで詰め込めばいいのか?正直まだ手探り状態です。硬式なので、ノックのときは顔にでも当たったらと気を使うし、下校時間が遅れると保護者から心配して電話がかかってきますし。

 

ヒットエンドランのサインを出して一二塁間を抜いても、女子野球はライトの守備位置が浅いからファーストでアウトになるんです。男子を教えていたときとは勝手が違いすぎて、困惑することも多いです(笑)。

 

 

だけど、彼女たちには男子が甲子園を目指すのとは違うモチベーションを感じるんです。本当にこの子たちは野球が好きなんやなぁと」。秋山監督は目を細めてそう話す。

彼女たちの練習を見ていて、とても楽しそうに球を追いかけていることに気づいた。ランニングのときも、辛そうに走っている選手が一人もいない。「うまくなりたい」、「少しでも遠くに打ちたい」、そんなワクワク感で満ちている選手たちを見て、子どもの頃の楽しかった草野球を思い出した。「みんな身体能力が高く、明るくて元気です。3年生がいなくて大変だけど、全国大会で勝てるように頑張ります」と世古さん。男子中学生との練習試合で腕を磨き、急速に進化を遂げている愛媛の「野球大好き軍団」に注目してほしい。

 

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